1.シャフト選びのポイント
シャフトは自身のスイングとの相性で最適なものが決まります。力が強く、飛距離の出る方、ボールが曲がらず安定感はあるが力が弱い方、自身のスイングの特徴と目的に応じて、最適なシャフトを選びましょう。
シャフト選びのポイントとして、フレックス、重さ、トルク、キックポイントという要素があります。
この記事では、自身に合ったシャフト選びのポイントを要素毎に紹介していきます。
2.シャフトのフレックス
フレックスとは硬さのことです。
フレックスは、L(レディース)、A(アベレージ)、R(レギュラー)、SR(スティッフレギュラー)、S(スティッフ)、X(エキストラ)の6種類がありますが、同じフレックスの表記でもメーカーやモデルによって硬さにはばらつきがあります。選ぶ際にはフレックス表記を参考にしつつ、実際に試打してみることをおすすめします。
一般的に柔らかいシャフトは、飛距離が出やすくなりますが、硬いシャフトに比べて安定性に欠けると言われます。一方、硬いシャフトは安定性は高いが、力がない方だと飛距離が出にくくなると言われます。
3.シャフトの重さ
シャフトの重さは、自身の力やスイングの特徴に合ったものを選びましょう。
目安として、ドライバーでは、ヘッドスピード45m/sならシャフト重量110~120グラム台、クラブの総重量410グラム程度が目安となります。7番アイアンでは、ドライバーのヘッドスピードが42m/sなら、シャフト重量90~100グラム台、クラブの総重量400グラム程度が目安となります。
4.シャフトのトルク
トルクとは、シャフトのねじれ度合いを示す数値です。この数字が大きいほど、よくねじれるシャフトという意味になります。
トルクを選ぶ目安として、ドライバーのヘッドスピード42m/sであれば、球を曲げたくない方はトルク3.5以下のシャフト、球をつかまえて飛ばしたい方はトルク3.5以上のものを選ぶのがベターです。
5.シャフトのキックポイント
キックポイントとは、シャフトの一番しなるポイントのことです。
キックポイントは4つのタイプに分けることができます。手元が硬く先端が柔らかいタイプを先調子、手元が柔らかく先端が硬いタイプを元調子、手元が硬く先端も硬いタイプを中調子、手元と先端の両方が柔らかいタイプをダブルキックと言います。
キックポイントのタイプ別の特徴を紹介します。先調子はボールが上がりやすく、ヘッドが走ります。元調子は力が無いとボールが上がりづらくなります。中調子はバランス型でタイミングがとりやすいと言われてます。ダブルキックはタメが作りやすく、つかまりが良いと言われてます。
6.キックポイントの選び方
キックポイントの選び方の基準を紹介します。
先調子は、スイングトップのタメが強く飛距離を求める方に向いています。
元調子は、スイングトップから切り返しにかけて自然とタメを作ってくれるので、タメが弱く安定性を求める方に向いています。
中調子は、タメが強く、安定性を求める方に向いています。
ダブルキックは、手元の柔らかさがタメの少なさを補ってくれ、先端の柔らかさがボールを捕まえてくれるので、タメが弱く飛距離を求める方に向いています。
7.最後に
以上、シャフトの選び方とポイントを紹介してきました。ゴルフが上達してくると、シャフト選びにもこだわりが出てきます。自身のゴルフ偏差値をさらに上げて、さらなるスコアアップを目指しましょう!